2020年9月のフラワーデザイン

2020年9月24日開催

「秋を感じて」
里山をイメージしたアレンジメント

ようやく暑さも遠のいて、秋の気配がチラホラ。
今回は最も自然に近い花々を用意。
一昔前なら、そこかしこで見かけたような
懐かしい花々が勢ぞろいしました。
そんな花々を使って里山を思わせる
アレンジメントに挑戦します。
まるで自分の想い出を表現するように
上に伸びる穂先や花や実の向こうに
秋の夕暮れや、穏やかな空気さえ
感じさせる作品が出来上がりました。

  • ▲ 本日の花材は、秋を告げる生花のオンパレードです。しかも野山に咲くイメージを彷彿させるものばかりです。実際、もっと自然が豊かな山にでも登れば自生していそうです。昔、よく見かけた懐かしい花々が揃いました(写真上)。
    写真下・左:りんどうの青と白。吾亦紅。藤袴は繊細な花なので丁寧に扱います。
    写真下・右:赤い実のようなものが鈴薔薇。これが花のようです。ヤマゴボウも懐かしい。実が熟してくるとつぶれて汚してしまいますが、生け花では和花としてよく使われるそうです。

花  材 資  材
  • 生花
  • りんどう(2色)
  • 吾亦紅
  • 藤袴
  • 千日紅(葉)
  • ヤマゴボウ
  • 鈴薔薇
  • アーティフィシャル(造花)
  • グレープリース
  • トレー
  • ジュートクロス
  • 吸水フォーム
  • 小枝
  • バーク
  • ▲ アクセントになる小枝やバーク(樹の皮)。枝は先生自ら裏山で木々を拾い、洗って乾かして準備されたもの。これらはアクセントになるばかりかトレーの間に置き、水止めの役割もします(写真上)。
    写真下・左:本日の花器と、今回唯一使うアーティフィシャルフラワー。
    写真下・右:トレーに麻を貼り付けて花器にしました。とってもエコです。

  • ▲ 花に手が伸びて…。今回は涼しくなったので久々の生花です。デザインが決まったら、枝を配置し、苔やバークを加えていきます。

    ▲ 好きなものと戯れる、無我夢中の瞬間。それが一番楽しい時。粗密間を出しながら花材を挿していきます。ドーナツ型フォームの中心が見えるように挿すのがポイントです。

    ▲ 3つ作品が並びました。目移りしそうに皆、素晴らしい。でも…愛情を注ぎこんで作ったから、やっぱり自分のが一番!

    ▲ 一堂に並べてみると…同じ材料を使ったのに、こんなに違う…が、この教室の良いところ。鷺直先生が最も大切にするところです。

    思いもよらぬアイディアに自分の感性を注ぎ、
    自分だけのOnly One の作品を作っていく…自分の世界に没頭して…
    そんな作業は「楽しい。とても楽しい!」と受講者さんが囁きました。

    ▲ 先生も交えて記念撮影。今日もステキな作品と笑顔です。