2020年7月12日開催
7月12日(日)。多摩手箱サロン第12回目が開催されました。
今回は PLUTO の「地球の中」についてのお話です。
地球の中。実はこれ、カメぱっぱが活躍する大人向け童話
「カメぱっぱ」ブッチャーとの死闘の舞台背景なのです。
現在もせっせと楽天ブログに執筆中です。
興味のある人は是非、そちらもよろしくね。
地球の中、早い話が地下帝国。
まずは、我々が住んでいる地球って?
お話は地球についてから、始まり~始まり~。
本日のレジュメ。詳細は下記に※。
※レジュメより……
地球の内部には人類の到達したことのない、未知の領域が広がっています。
地球内部の成層構造
地球の内部は、地表に比べてたいへん高温・高圧の環境にあります。地球の内部構造は地震波の観測や、高温・高圧実験により、次のような成層構造を成していると考えられています。
地球の構成のイメージ図
地球の内部構造を区分する方法は、何通りかあります。以下にはよく使われる2種類の区分方法、すなわち岩質 (組成) による区分と、流動性 (力学的性質) による区分の例を示します。
地球の内部構造の区分図 いわゆる「プレート」はリソスフェアを指します。
上の図に示された境界のうち、マントルと地殻の境界は「モホロビチッチ不連続面 (モホ面) と、マントルと核の境界は「グーテンベルク不連続面」と呼ばれています。何が不連続かというと、地震波の速度です。地震波速度は密度が高いほど速く、密度が低いと遅くなるので、これら不連続面を境に物質の密度が変わっていることが分かります。また、リソスフ ェアは「プレートテクニクス」理論で「プレート」と呼ばれる部分です。その下のアセノスフェアは「流動性がある」と表現されていますが、液体ではありません。力を受け続けていると、長い時間のうちには流動する程度の軟弱な状態と見なされています。
マグマは上部マントルで発生します。マグマが上昇してくるときに、マントルの岩石を取り込んでくることがあります (捕獲岩)。また、プレート同士の衝突によって、マントルの一部が地表に現れることもあります。これらの岩石や、地震波速度から推定される密度に基づくと、上部マントルは「かんらん岩」と呼ばれる岩石からできていると考えられています。かんらん岩の主要な構成鉱物は、かんらん石、輝石、ざくろ石です。
マントルの中にも地震波速度の変わるところがあり、何らかの原因で密度が変化していることが分かります。その原因には、地下深くなるほど圧力が増大することが関係しています。すなわち、上部マントルの主な構成鉱物である「かんらん石」が、より地下深くで圧力が増加すると共に異なる結晶構造の鉱物に変化することが高圧実験から解明されてきました。上部マントルではかんらん石が安定ですが、圧力が高くなると「スピネル」という鉱物と同じ緻密な構造に変化し、下部マントルではペロブスカイトというより緻密な結晶構造をもつ鉱物と同じ構造へと変化していきます (相転移といいます)。更に、D"層になるとポストペロブスカイトという鉱物に変化することも判明しました。
ただし、マントルは完全に同じ物質からできているわけではなく、不均質になっているとみられています。また、D"層のようにたいへんな高圧になると、それを再現する実験も容易ではありません。地球の内部には、まだ未解明なことがいくつも残されています。
プロローグは地下帝国について書かれたショートストーリーの朗読から… (写真・左) 。地下帝国について、話は進みます(写真・右)。
謎が多い地下帝国。こういう説もあります……と、話に白熱して…。
それぞれの思いが語られて…。
宇宙や、地下帝国、深海底国……謎だらけの世界にはかつて boy であった日々、夢中にな って語りあったもの…でも、今も全くかわらないですね。そう。ただ、そんな話ができる場所が減ったというだけ、機会さえあれば皆、夢中になって語りだします。目を輝かせて…。
なるほど…なるほど…レジュメを見ながら、静かに話を聞いています。
終了後はいつものように語り合いのお時間です。
話は地下帝国にとどまらず、あんなことやこんなことも…。
地上生活のあれこれと…話は続きます。
8月、9月、10月…と、予定が決まっていきます。
そして8月は
津野田さんの登場です。
「津野田京子 人生の句読点、こぼれ話」です。
8月9日(日)14:00~ 乞う、お楽しみ‼