2021年3月14日開催
3月14日(日)に行われた18回目の多摩手箱サロンは、
中島源充(なかじま・げんじ)氏による「消防の話」でした。
群馬県安中市で生まれ、川崎市消防局消防署に就職。
以来、消防一筋に生きてきた中島さん。
最近では山火事、地震、そしてコロナ禍にあっては救急車の出動
…と、私たちにもお馴染の消防署。
果たしてその実態や歴史は???
……盛りだくさんのお話を伺いました。
▲中島 源充さん:江戸時代は宿場町だった群馬県安中市生まれ。もともと正義感の強い中島さんは消防署に就職。地元に住むことが勤務の条件ということで、川崎市に居を構え、麻生区と中原区以外の消防署に勤務。多摩区では4年間勤め、消防署勤めの幕を地元・宮前区で閉じた。戦後から高度成長期、バブル期、IT 時代の到来…と中島さんが勤務している間にも、世の中の変化同様、消防署にも色々な事が大きく変わった。
▲ 手先が器用な中島さんは、マスクやキーホルダーもお手製です…と、あらあら「川崎消防署」の文字やら、制服のボタンまで。
消防署には大きく分けて消防と救急のセクションがあり、
中島さんは主に消防に携わってらっしゃいました。
消防車や救急車も大きく変わりました。
無線がない時代、はしご車も今はパソコンで操作する時代、車両制限の枠も広がり、住居の高層化に応じて助けられる幅も広がり、ヘリコプターも飛び…昔に比べたら…不可能が減ってきました。
阪神淡路大震災、超高層ビルの火災、コンビナートの火災…と、様々な現場に立ち会ってきました。
初めての時は、立ちはだかる火の海を前に、震えたそうです。
誰でも初めはあり、経験の中で色々と学び、現場指揮をとるようになり、市民を守ること、そして出動する部下を守ること、責任感と使命感はより一層広く深まってきます。
火災から人々を守る、という使命感に支えられてやってきました。
中島さんのお話は続きます。
救急車は現在、約7分に1回稼働しているそうです。
コロナ禍の中、大活躍の救急車ですが、タクシーのように使うのは遠慮して欲しいものの、緊急の時は遠慮なく使ってください、と声を大におっしゃいました。
▲ 中島さんの話に耳を傾ける面々。参加者の何には火災にあった人はいませんでしたが、救急車のお世話になった人は何人か…。また区別があやふやになりがちな民間による地元消防団との関りも伺い、消防の大切さをしみじみ感じました。
▲ 今、火災は減り救急が増えている状況ですが、地震の心配は尽きません。地震時にも消防の出番はあります。「災害時に人を守るのが役割ですから」と、リタイヤした今もその精神は生きてらっしゃいます。「ボンベ、コンロ、水、インスタントものなどの備蓄も大切ですが、何かあった場合の話し合いを家族でしておくことは大切ですね」と、アドバイスをいただきました。
▲ 地元の消防団と消防署の話には、つい身を乗り出して…。
リタイヤしたあとは、趣味の囲碁を楽しみ、
健康体操にも参加し、ますますお元気な中島さん。
消防署勤務時代の正義感も健在。
そして何よりも世の中の安心安全を望む中島さんは
OBとなった今も消防署を熱烈に応援している。
4月の多摩手箱サロンは、
4月11日(日) 14:00~を予定していますが、
詳細は未定です。